4月26日:礼拝メッセージ

4月26日   礼拝メモ       (T・O)
  ルカ17章5~10節    (説教) 朝比奈悦也師
 「信仰を増してください」
         
 この短い箇所で、キリスト教の中心メッセージがイエス様によって語られている。その内容を学ぶ。


一、使徒たちの求め「私たちの信仰を増してください」 (5節)。

 私たちも人生の中で、様々な必要と感じる ものを求めながら生きているが、最も求めなければならないもの、それは信仰である。求めて与えられたものよりも私たちのことを愛し、私たちの必要なものをよくご存知で、必要を満たしてくださるお方が何にも優って大切であるはず。このお方としっかりとつながることが私たちにとって何よりも必要なことであり、信仰とは、そのお方とつながることである。「私の信仰を増してください」は最も大切な求めである。普段の生活の中で、最も求めるべきお方を求める姿勢、信仰の成長を求める姿勢を失わないようにしたい。


二、イエス様の回答「からし種ほどの信仰」(6節)。

 からし種はとても小さな種だが、成長するとどの野菜よりも大きく成長し、そこに鳥が来て巣を作るほどになる。どんなに小さな信仰であっても成長していくときに大きな働きをするものであると。そしてその信仰の成長のために7~10節で、主人としもべの関係を例にあげながらどうすべきかを、謙遜でありなさいとイエス様は教えられた。


三、謙遜とは。謙遜には三つの要素がある。(①自覚、 ②追求、③実現)
 ①自覚。「役に立たないしもべです」(10節)。自分の弱さ、足りなさ、未熟さを正直に、真摯に認め、受け入れる姿。ペテ   ロやパウロもそれぞれ自らの弱さを思い知り、自覚した使徒であった。私たちもそうありたい。
 ②追求。未熟さ、足りなさを自覚したなら、このままではいけない、少しでも役に立つしもべになりたいと真剣に追求し始めるものである。
 ③実現。真剣に忍耐強く追求していくとき、成長、改善、発展という結果が生み出されていく。私たちに与えられている仕事に対して謙遜になって取り組んでいくなら祝されないはずはない。また苦楽を共にしてきた伴侶者に対して謙遜に接していくなら、造りかえ、成長させ、かけがえのない尊い存在であることを深く理解し合えるようになる。真に自らの弱さを自覚し、真実に成長を求め、成長の実現を見させていただきたい。そして信仰の成長の幸いを味わうお互いでありたい。