5月3日

5月3日   礼拝メモ       (T・O)
  箴言3章13~20節    (説教) 朝比奈悦也師
 「知恵を見いだす人」
         
 箴言はソロモンによって記された。ソロモンはイスラエルの第三代目の王。紀元前971年頃からイスラエルを40年に亘って治めた。この間、平和を保ち、未曾有の繁栄を得、世界中にその存在を知られた。またソロモンの語ったことばは人々に説得力をもち、人生の羅針盤となった。その内容は、人々の最も関心事とする幸いについてである。今朝はその幸いについて学ぶ。


一、幸いな人生を送るために必要なものは知恵(3章10節) 人は、現実生活の中で迷い、戸惑い、行くべき道を見失い、  

  どうすべきか分からずに生きている。そのために必要なものが知恵である。人生に大切なものと思っている健康やお 

  金、学歴があっても、人は人生に迷い、戸惑い、行くべき道を見失う。知恵とは、物事の道理をわきまえ、物事を正し

  く処理する力であって、ソロモンは人にはそれが必要なのだと教える。
二、真に幸いな人生のためには神の知恵が必要。
  神の知恵とは、時代が変わっても変わることのない、どの時代の人々にも通用する知恵である。イエス様は「わたし

  が道であり、真理であり、いのちなのです」(ヨハネ14章6節)と語られた。迷っている人に道を示す方。間違いを正す 

  方。どうにもならない中で疲れ切っている人に力を与え、生かすいのちなるお方。このお方が知恵を与え、自分の生

  きる意味と自分の存在価値を分からせてくださる。
三、信仰による神からの知恵(18節)
  神様の知恵は、信仰によってしっかりと握ることができる。信仰は、神様を信頼して日々歩み続けていく中で、なるほ

  どと頷けるようになるものである。 信仰はどのような人も、いつでも、どこででも持つことができる。聖書の教える信 

  仰は、すべての人にとって可能である。


 これから後、私たちは人生の様々な困難な中を通ろうとも、神様を信頼し、神様からの知恵をいただきながらその中を乗り越え、進んでいきたい。