7月26日:礼拝メッセージ

7月26日   礼拝メモ       (T・O)
  サム第一1章1~20節 (説教) 朝比奈悦也師
 「人生勝敗の分岐点」
      
  預言者サムエルの母ハンナといえば、祈りの人で有名。ハンナの祈りは彼女の人生を変えた。聖書の教える祈りは、生きて働く神様の御業を見ることができるものであり、私たちの人生をも変えるもの。祈りは人生の勝敗の分岐点となる鍵を握る非常に大切なものである。ハンナはその事実を体験した。ハンナの体験から祈りについて、聖書の教える真理を学ぶ。

 

一、ハンナの苦悶(1~10節)
  ハンナは非常に厳しい現実に直面していた。子どもがなかったため社会からハンナは神様の祝福を得られない女性と見られ、そんなハンナをよく理解した上で十分愛してくれる夫に子どもを産めない申し訳なさがあり、そしてもう一人の妻のペニンナからはひどい嫌がらせを何度も受ける、いう三重の苦しみの故にどうすることもできない中に追い詰められ、神様に叫び求めた。人生にはこうした死を意識するほどの大きな苦しみ、局面に遭遇することがある。

 

二、ハンナの祈り(10~16節)
  このような苦しみの中でハンナは自分の人生の不幸を嘆き、夫に対し不満をぶつけたり、ペニンナを呪ったのではなく、神に祈った。

  

  その祈りの特色は

  ①涙の祈り:神様の前に何も包み隠さず、涙ながらに心を込めて祈った。

  ②謙遜な祈り:神様の前に、受ける資格のない者との自覚を持って祈り求めた。

  ③委ねる祈り:もし子を与えられたならば、その子を神様に献げると誓い祈った。

 

  私たちは与えられているものを神様に委ねているであろうか。 これがハンナの祈りであり、聖書の教える祈り、神様の御手を動かす祈り、人生を決定する祈りである。

 

三、ハンナの勝利(17~21節)
  神様の御手は動き、子どもが与えられ、ハンナの問題の解決を見た。しかし、それ以上に素晴らしい祈りによる勝利の姿がある(18節)。問題の解決を見る前、既にハンナはその問題に勝利していた。神様の御手は祈りをささげているその人に伸べられる。そしてその人が変えられ、置かれている状況がどうであれ、振り回されない勝利者となる。ハンナはこれを経験した。祈りのもたらす勝利、私たちもここに生きる必要がある。この祈りこそが人生の勝敗の分岐点である。

  私たちもこの祈りをささげ、どのような状況にあっても主の栄光を現す生涯を歩ませていただこう。