8月16日:礼拝メッセージ

  8月16日   礼拝メモ       (T・O)
  マルコ12章28~31節  (説教) 朝比奈悦也師
 「聖書の黄金律:愛」
      
  当時の宗教的指導者の人々は、イエス様に対して折ある毎に議論を吹きかけ、何とか打ち負かしてその勢いに乗じて捕らえ、殺そうとしていた。イエス様はその都度見事な応えを返された。今回も一人の律法学者が律法の中で最も大切な戒めは何かと尋ねたところ、イエス様は「愛」だと端的に応えられた。愛、それは私たちを最後まで支えることができるもの。絶望的なときにも希望と平安をもたらすもの。愛にとって代わるものはない。聖書の教える黄金律「愛」について学ぶ。


一、愛するとは大切にすること。
  人は愛するより愛されることを求めるが、愛することが幸せになれる秘訣であると教えられた。愛するが故に相手を大切に思い、大切に接することができ、その中で幸せを実感する。愛がないなら無関心で粗末にしか接せられない。幸せな生活を送るためには大切にしようとする愛が最も必要である。


二、何を愛し、何を大切にするのか
  ①神を愛すること。②あなたの隣人を愛すること。 ③あなた自身を愛すること。この3つだと教えられた。神を愛するとは、神様のことを重んじて生活することで、礼拝を守り、真摯にみことばに耳を傾け、従うこと。隣人を愛するとは、隣人の幸せ、善を願うこと。隣人にとっての最善の幸いは主の救いに与ることであり、そのために祈り福音を伝えること。 自分を愛するとは、滅びの道に進むような自分勝手な道ではなく、永遠のいのちの道に向かって神様の教えに従う生活を全うすること。イエス様は父なる神様の御心を第一とし、滅びに向かう人間のためにご自身を献げ、ご自分に委ねられた使命を全うされた。イエス様の十字架の御生涯には私たちがどう生きるべきかが示されている。


三、三つの愛の順位
  神様をまず第一に愛すること。その上で隣人を、そして自分を愛することだと教えられた。しかし気をつけなければ自分や家族を優先してしまう危険性がある。神様をまず愛することを教えていただいてから、その愛をもって家族を愛するとき、家族にとっても自分にとっても最高に幸せになれる。この順番を間違えるとき不幸が生まれる。

  聖書の教える黄金律、愛について学んだが、愛する順番を間違えず、神様を愛した上で周囲の人々と自分を愛していくとき、愛から来る幸せを失うことはない。この幸いを味わいつつ進むお互いでありたい。