9月6日:礼拝メッセージ

9月6日   礼拝メモ       (T・O)
  コロサイ1章19~22節 (説教) 朝比奈悦也師
 「十字架による真の平和」
        
  今、世界の各地では平和が危機に侵されている。平和だと言われる日本であっても、人々の間では争いやいがみ合いは繰り返され、企業間での熾烈な競争つぶし合いがなされ、社会の中では様々なハラスメントの問題が、子どもの間でも一向になくならないいじめ問題があり、平和が脅かされ、失われていっている。なぜなのか、解決はどこにあるのかを、聖書より学ぶ。


一、平和が失われている根本原因
  聖書は、私たちの心の中にその根本原因があると教えている。すべての人の心の中に自己中心の思いが存在し、自己中心に事を運ぼうとして嘘やごまかし、裏切り、盗み、暴力、悪口、誹謗中傷をする。 自己中心は人に対する愛の欠如、無関心となって現れ、平和を破壊する。平和が失われている根本原因は、私たちの心の中にある自己中心にあると言う。


二、根本原因の解決
  物が豊かになっても盗みはなくならない。肉体をどんなに鍛えても心の貧しさは解決できない。どんなに教育され、高い地位に就こうが、愛の欠如、自己中心な生き方、罪の解決を見ることはできない。それほど深刻な問題である。人にはできない、神の救い以外に解決はない。


三、イエス・キリストによる救い
  罪に対しては必ず償いが求められる。イエス・キリストは、すべての人の醜い罪のために十字架にかかって死んで、一切の償いを成し遂げてくださった。ご自分のいのちを犠牲にしても一向に惜しいと思わないほどに私たちを愛してくださっているお方である。人の愛は冷めたり、憎しみに変質したりする。 しかしキリストの愛は決して変わることがない。キリストの十字架には罪の解決と愛の実践が現れている。環境や身の回りのことをどんなに変えても人生 は変わらない。しかし心が変えられるとき人生は変わる。罪が赦され、神様との平和が築かれ、保たれていくとき、心に励ましと勇気が与えられ、人生に起こり来たる様々な問題を乗り越えていくことができる。神様の赦しを経験した人は、人を赦す心、人のために祈る心が与えられ、人との平和も築かれていく。


  私たちの心の内にある平和を破壊する自己中心、罪の心を解決するために、十字架についてまで死んで償ってくださったイエス様を信頼して歩み出そう。必ず幸いな永遠のいのちに至る人生を全うすることができる。