1月17日:礼拝メッセージ

1月17日   礼拝メモ       (T・O)
  マタイ16章13~18節   (説教) 朝比奈悦也師
 「キリストの教会:その特質」     

 

 教会総会の月、教会についての学びをしている。教会の立て上げは、教会に属する教会員の一人一人が教会を正しく理解し、教会の中で果たすべき役割、責任を自覚し、実践することにかかっている。従って、私たちが教会について学ぶことは非常に大切なことである。18節でイエス様が「わたしの教会」と語られた“教会”ということばには、ギリシャ語で「エクレシア」ということばが使われていて、神様によって召された人々の集まりを意味することばである。世の中には様々な集まりがあるが、そのどの集まりとも違う集まりが教会である。世のどの集いとも違う教会の集いとは、どのような特色をもつ集いなのかを3つの点から学ぶ。

 

一、信仰の集い
 ペテロがイエス様に告白した16節のことば「あな たは、生ける神の御子キリストです」を受けて、イエス様は18節で「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます」と語られた。このことから教会とは、イエス・キリストを生ける真の神であり、救い主であると信じる人々の集まりである。国家、人種を越えたキリストを信じる人々の集まりが教会である。

 

二、きよき集い
 教会は、イエス様によって罪が赦され、きよめられた者たちの集いである。そして、きよき生活を追求し、そこを歩もうとする人々の集まりである。世界の歴史やこの社会を見るとき、罪や汚れは人間個人を滅ぼし、社会や国家をも滅ぼしてしまう事実は枚挙にいとまがない。イスラエルや教会歴史においても然りであった。私たちの教会にも、罪や汚れ、偶像が入り込むことのないように警戒しなければならない。聖書の教えるきよきを真実に求めて聖会に出席するお互いでありたい。

 

三、愛の集い
  私たちが救われたのは神様の愛のゆえである(ヨハ ネ3:16)。この愛に生かされ、愛に生きるのが教会である。教会を表すことばとして「コイノニア」(交わりを意味するギリシャ語)ということばが使われるが、それは愛の交わりを表すものである。神様の愛を頂戴した一人一人が、互いに愛をもって分かち合い、祈り会う集い、それが教会である。

 

 最初にも述べたように、教会員の意識と自覚と実践が教会を建て上げる。私たちは、教会生活において、家庭や職場や学校において、本日学んだ教会の3つの特色を心に留めつつ真実に歩み続けていくならば、私たちの教会は必ず立て上がることができる。