1月24日:礼拝メッセージ

  1月24日   礼拝メモ       (T・O)
  エペソ1章22・23節他   (説教) 朝比奈悦也師
 「キリストの教会:その働き」     

 

 教会総会を前に教会について学んでいるが、本日は教会の働きについて目を留める。教会はどのような働きをなしたかは、使徒の働き、コリントⅠ12章、ピリピ書、コロサイ書などに記されている。今朝はエペソ書1章と4章から教会の働きについて3つのことを学ぶ。

 

一、教会はキリストのからだであり、そのかしらはキリスト(1:22・23)
  教会は目的を持ち、その目的を果たすために統率のとれた働きをなす集まりであり、それを統率して指導するのがキリストである。人間の組織である以上、形態上は牧師がまとめ役として立つ監督政体、教会役員が立つ長老政体、信徒が立つ会衆政体などがあるが、どの形態を取ってもその背後にはキリストが指導者として居られるとの共通理解があり、それが聖書の教えるところである。教会の集会や委員会、その他すべての営みは聖書の教えに従ってなされるべきものであり、そこから逸れるなら教会ではなくなる。教会のかしらはキリストであるから。

 

二、教会はキリストのからだであり、そのからだは様々な器官からなっている
  教会は主に召された人々の集まりで、その一人一人がキリストの賜物を恵みによりそれぞれに応じて与えられ、立てられている(4:7・11)。教会員であるということは、その務めや役割を担い、協力し、助け補い合い、一致して働いていくことが必要で、そのときにからだは成り立ち、教会は建て上げられていく(4:12・16)。教会総会においてなされる任命を、教会の働きのためにイエス様から委ねられたものとして受け、担い、役割を果たさせていただきたい。

 

三、教会はキリストのからだであり、その働き
  教会の働きの目的はキリストの教会を建て上げることである(4:12・16)が、そのためにどのような働きをするのか。まず教会の内側に向かっては「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ」(12節)とあるように、教会の働きのために信徒が整えられなければならないが、そのために聖書を学び、それを実践し、訓練され、身につけ、造り上げられていく。そして教会の外に向かっては、キリストの救いを知らず、悩み迷っている人々にキリストの福音を知らせ、救いに導く働きをなしていく。教会員が家庭や職場や学校や地域でキリストの恵みの証人として歩んでいくとき、福音の御業が進んでいく(マルコ16:15)。

 

 私たちはこの一年もキリストに従って与えられた務めを担い、キリストの救いの証しを力強く果たしたい。