３月27日 礼拝メモ （Ｔ・Ｏ）
コリントⅠ15章３～５節 (説教) 朝比奈悦也師
「救い:真の罪の解決」
今日はイースター、全世界で祝われている。本日の聖書箇所には、イエス様の十字架の死と葬り、そして三日目に甦られたことが記されており、この二つのことが私たちにとって最も大切なことであると語られている。その理由は、人類にとって最も深刻な問題である罪の解決をもたらすものであるから。罪は、人間を不幸に陥れ、永遠の滅びを招くものであって、人間にはその解決ができない。ただ、イエス・キリストの十字架の死と甦りによってのみ解決、救いがもたらされる。ではなぜ、キリストの死と復活が私たちに罪からの真の救いをもたらすのかを、３つのポイントで学ぶ。
一、救い:真の罪の解決
聖書は、人間に不幸をもたらす深刻な罪の問題があることを指摘し、その問題を解決することができると教えている。この罪が解決されるためには、罪が赦されることと、罪に打ち勝つことが必要となるのであるが、それらが備えられている。
二、イエス・キリストによる罪の赦し
犯した罪は償わなければ赦されない。イエス様は 私たちの罪の償いのためにご自分のいのちをかけて十字架にかかり、死んでくださった。このことによって私たち人間の罪は償われた。償われた罪は赦される。イエス様は最も重い十字架刑に服して死んでくださり、私たちのすべての罪に有効な償いを成し遂げて、赦しを与えてくださった。
三、罪への勝利
イエス様が死から甦られたということは、罪に対する勝利の宣言である。罪から来る報酬は死であると聖書は教えている。その死に打ち勝ったということは、罪に対する勝利を意味する。イエス様は罪に打ち勝たれた。私たちと同じように地上生涯を送られ、様々な問題・課題、試練や罪の誘惑の中をも通過されたが、罪には一歩も譲らず、打ち勝つ生涯を 送られた(ペテロⅠ２・2223)。イエス様は、ご自身の生涯において、十字架の死において、罪に対する勝利を現された。
イエス様の十字架と甦りには、すべての罪の赦しと罪への勝利がある。ここに私たちの救い、真の罪の解決がある。イエス・キリストを信じ、受け入れるとき、罪の支配に生きることなく、罪に打ち勝つ生涯を歩む者になれる。本日、聖餐に与り、信仰を新たにさせていただいた。これから先も尚、罪の赦しと罪からの勝利の生涯を真っ直ぐに進むお互いでありたい。