4月3日(日):礼拝メッセージ

  4月3日  礼拝メモ       (T・O)
  マタイ11章28・29節 (説教) 朝比奈悦也師
 「魂に安らぎが来ます」

 

 人間は他の生き物とは違い、心、精神、魂をもった存在であり、他の生き物にはそれらはない。そして人間にとって幸せということは最も大切なものであるが、その幸せは心で感じるもので、幸せと心とは切り離せないものである。この心について3つのことを学ぶ。


一、いちばん大切なものは心
 聖書は、あらゆるものに優って心が大切であると教える。しかし多くの人はなかなかそれに気づかない。心には、知・情・意という3つの働きがあると言われる。知(=知る、理解する)、情(=喜怒哀楽の感情)、 意(=意志。考え、判断して決める)、これらの3つの機能は人が生きる上で非常に大切なものである。人間は人生の大切なことを知り、人生の幸せを味わい、人生の節目節目で事を決める、これらの営みはみな心でなされる。心のありようによってその人の人生が変わってしまう。そのため人間にとって心が最も大切なのである。


二、心の疲れ
 人の生きる人生には、重荷のない人生はない。子どもであれ大人であれ、人はみな様々なプレッシャーや責任を負ってその生涯を生きている。そのために疲れてしまう。体だけではなく、心も疲れ、弱り果ててしまい、どうすればよいか分からない、というような現実にも直面する。


三、心を守れ
 聖書は、この現実問題の中で心を守ることが大事であり、その心を守る方法はイエス・キリストにある、と教える。イエス・キリストは、私たちの疲れた心に休息を与え、渇いた心に潤いを与えて癒し、私たちの心の拠り所また支えとなって、心を整えてくださるお方である。クリスチャンは毎週礼拝を守り、祈り、賛美をし、聖書のメッセージ受け取る中で、イエス・キリストによる心の癒し、心の力付け、心の備えをいただいて新しい一週間の踏み出しをしている。このようにして心を守っているのである。私たちの人生を決定するほど大切な心を守るために、イエス・キリストのもとに行こう。謙ってキリストのもとに行き、キリストに学びながら歩んでいくとき、心に慰め、励まし、力つけを経験するようになり、整えられて生活できる者とされる。
 人生の出来事に心を振り回されてしまわないよう、キリストを信頼して、キリストと共に問題を乗り越え、この後の生涯を進み行くひとりひとりであるように。