5月22日(日):礼拝メッセージ

5月22日  礼拝メモ       (T・O)
  ローマ12章1,2節   (説教) 朝比奈悦也師
 「霊 的 礼 拝」

 

 ローマ人への手紙は、パウロが第三回伝道旅行の終わり頃のコリント滞在中、ローマ教会の人々にキリストの福音を正しく解くために記した。1~11章ではキリスト教の教理を、12~16章では前半の教えを受けてどう実践していくかが扱われている。今日の箇所はそのつなぎ目に当たり、実践するためにはどうすればよいかが教えられている箇所である。それは一言で「霊的な礼拝」だと語る。今朝は、霊的な礼拝とはどのようなことかを学ぶ。

 

一、礼拝とは
 人類は最初から、またイスラエルの歴史も礼拝の歴史であった。神様は礼拝のために事細かにその仕方を教え、彼らはそれに従って献げ物をささげ、礼拝を守り続けてきた。神様の尊い救いに与り、永遠のいのちを頂戴している者として、私たちは神様に心から感謝して誉めたたえたい。これが礼拝であり、礼拝は何があっても守るべきものである。

 

二、霊的とは
 霊的な礼拝の霊にはロゴス(言葉・理性・知性の意) の派生語が使用されている。従って霊的な礼拝とは、理に適った・健全な・正しい礼拝ということができる。聖なる神様の前に出て正しい礼拝をささげる者もまた聖い者でなければならないが、ローマ教会の信徒達は依然として罪の中にいるとの報告をパウロが受けたので、形式的な礼拝ではなく、きよい生活を送ることこそが神様の前にささげる真の礼拝であると彼らに語った。私達も心を探っていただき、神様の前にきよい生活を送り、真に霊的な礼拝をささげる者であるようにさせていただきたい。

 

三、霊的礼拝の実戦、どのようにすればよいか
 ①「あなたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい」。聖くしてくださる神様に自分のすべてを日々委ねることである。 ②「この世と調子を合わせてはいけません」。神様にすべてをお委ねするとき、この世と調子を合わせない者と造り変えてくださる。③「心の一新によって自分を変えなさい」。神様にすべてを委ねるとき、心 が全く変えられて、考え方や価値観も全く変わり、その結果、行動・生活・人生のすべてが新しく変えられることを意味する。パウロ自身がそれを経験し、勧めている。私たちも神様にすべてを委ね、従い、造り変えていただき、聖くしていただきたい。

 

 今日の学びを深く思い、私たち自身も神様の前に真に霊的な礼拝をささげる者として出させていただこう。