5月29日(日):礼拝メッセージ

5月29日  礼拝メモ       (T・O)
 ヨハネ21章17節     (説教) 朝比奈啓子師

「あなたはわたしを愛しますか」

 

この聖書箇所より、きよめの生涯について学ぶ。きよめの生涯とは、心からイエス・キリストを愛することで、それは以下3つの生涯であると言うことができる。

 

一、イエス様を心から愛する生涯
 聖書の始めから終わりまで、神様がいかに私たちを愛していてくださるかが記されている。イエス様は私たちの醜い罪の解決のために十字架にかかり、身代わりの死を遂げて私たちに赦しを与え、神の御国に迎え入れられるようにしてくださった。何という大きな恵みだろうか。今日の聖書のおことば「あなたはわたしを愛しますか」は、弟子ペテロが十字架を前にしたイエス様を裏切ってしまい、取り返しのつかない失敗のために絶望のどん底にあったときに、死から甦られたイエス様がペテロに現れ、三度にわたって掛けられたおことば。イエス様はこの時のペテロを深く憐れみ、理解し、赦し、今後の彼の生涯のために励ましと期待をもって語られた。このおことばによってペテロは言い表せない大きなイエス様の赦しと愛と恵みを実感し、主への感謝と愛で満たされた。このようにイエス様は私たちにも信仰生涯を通じて忍耐と赦しと愛をもって語り続け、導き続けてくださる。このイエス様のご愛に対して私たちも心からの愛をもってお応えする者でありたい。

 

二、イエス様から託された使命を果たす生涯
 二度とイエス様に顔向けできない大失敗をしたペテロにイエス様が現れて、深い愛をもって扱い、立ち直らせ、羊を飼いなさいと、大切な使命を与えられた。私たち各々にも神様は使命を与え、真実に生きて神様の栄光を現すようにと、必要なところに置いていてくださる。委ねられている使命を覚えたい。

 

三、イエス様に最後まで従い通す生涯
 イエス様が19節と22節でペテロに「あなたはわたしに従いなさい」と語られたのは、一時的な従い方ではなく、良いときも悪いときも、周囲の人や状況如何に関わらず、どのような中にあっても、生涯イエス様に従い通すということである。イエス様の思いやりに満ちたおことばによって絶望の淵から立ち直ることができたペテロは、その後の幾多の苦難の中も力強くキリストの証人としての働きを続けた。

 

 私の罪のために十字架にかかり、死んで葬られ、甦られたイエス様が、この私に「あなたはわたしを愛しますか」と語っていてくださる。心からイエス様を愛し、託していてくださる使命を真実に果たし、与えられた人生を最後までお従いする者であらせていただきたい。