6月5日(日):礼拝メッセージ

6月5日  礼拝メモ       (T・O)
 コリントⅡ8章1~2節  (説教) 朝比奈悦也師
「神の恵みによる人生」

 

▽ 信仰者の生活は神の恵みによる人生と言われるが、それは以下3つのことを体験し、味わう人生である。
一、神の存在
 神の存在について人々は様々な議論をし続けてきた。科学が人を救うと考え、神を否定していた時代から、科学進歩の今、神を信じる人々が増えていると言われる。不完全な人間の知性でどんなに神を論じても、完全なお方を理解することはできない。人間が理解できるために神の方から示してくださった。それがイエス・キリスト。神であるお方が、人間の体をもってこの地上に誕生し、人生を送られた。その周りにいた大勢の人々がキリストのなさることを見、教えを聞き、体で触れ、神の存在を体験した。今、私たちは聖書を通し、キリストのなさったこと、その教えを通して神の存在を知ることができる。神の存在を信じ体験して生きているのが信仰者である。

 

二、神の愛
 神は人間を愛される。イエス・キリストは特に社会の中で弱く軽視されるような人々に近づき、大切な尊いひとりの人として愛し、接しられた。キリストは生涯を通して私たち人間を愛しておられるお方であることを示しておられる。この神の愛を実感しながら生活しているのがクリスチャンである。富、地位、知識等があっても、愛のない生活は空しい。

 

三、神の愛ゆえの恵み
 神は私たちを愛するがゆえに、私たちにとって本当に必要なものを惜しみなく、喜んで、無代価で与えてくださる、ということをキリストは生涯を通して示された。病んでいる人を癒し、飢え渇いている人には満たし潤し、どう生きればよいか分からない人には行くべき道を示し、孤独な人には寄り添い友となられた。人生で迷い、自分の限界を感じ、弱り果てるとき、助け、励まし、力づけ、立ち上がらせてくださる経験を、クリスチャンは日々の生活の中で味わうことができる。2節で、この神様の愛の恵みを受けるとき満ちあふれる喜びがあると、この書を記したパウロが語っている。事実、彼は様々な試練や苦しみに直面したが、神は脱出の道を備え、直面した苦しみの中でしか味わえない豊かな恵みと祝福をも賜り、そのことのゆえに大いに誇り、喜ぶ、と告白している。(コリⅡ4・89、コリⅠ10・13、コリⅡ12・7~10)

 

 確かに存在する神、心から愛してくださる神、人生のあらゆることを通して喜び満ち溢れる人生に導いてくださる神、この神様を信頼して歩み出されるように。