10月2日(日):礼拝メッセージ

10月2日  礼拝メモ          (T・O)
ヨハネ8章12節他   (説教) 朝比奈悦也師
「わたしは世の光です」

 

 今日の聖書箇所では、イエス・キリストはご自分がどのようなお方であるかを語っておられる。また人間とはどのような者であるかを解き明かし、その上で、キリストと私たちとは重要な関係があることを示している。これらから3つのことを学ぶ。

 

一、人間とはどのような者か
 人間とは、闇の中を歩む者である、と語られている。闇は、どの時代、どの社会にも存在する。そしてこの闇が人間の心の内に存在すると教えられた。イエス様は当時の社会の指導的立場の人々に向かって、あなたがたは白く塗った墓に似ている、と語られた。外面は立派に見えても内側は死人の骨で満ちていると。隠れた心の中は、嘘、ごまかし、へつらいなどの醜いもので満ちていると指摘されたのである。私たちはどうだろうか。罪は良くないと分かっていてもやってしまう。罪の虜になってしまっているとイエス様は34節で語られている。罪は健康を害し、家庭を壊し、友人や仕事まで失ってしまうという悲劇をもたらす。人間はこの罪の闇の中にあるということをはっきりと指摘する。

 

二、イエス・キリストは私たちの光となる
 イエス・キリストは、罪の虜となって闇の中を歩んでいる人間をそこから救い出し、解放し、自由を与え、正しい生活、人々を愛することのできる生活を送ることができるようにしてくださる(32節)。それは、罪のないイエス様が人間の罪の身代わりとなって十字架にかかり、死んでくださることによって、私たちの罪の償いをなし遂げてくださった。イエス様の犠牲によって私たちは罪の咎めから解放された。また、イエス様は十字架で死んで葬られた後、三日目によみがえられたことによって、私たちに永遠のいのちの希望をもたらしてくださったのである。

 

三、闇から光に移る条件
 私たちの心の闇、罪から救い出してくださるとの約束のおことばを信頼し、受け入れるとき、この救いの事実を体験することができる。キリストを信じて従っていくならば、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持つことができる、とイエス様ご自身が語り、約束してくださっている。

 

ぜひイエス・キリストを信頼して、決して揺るがされない希望に満ちた人生のスタートを切られるように。