1月1日(日):礼拝メッセージ

 1月1日 礼拝メモ          (T・O)
 ヨハネ21章15~22節  (説教) 朝比奈悦也師

「新年・主と共に歩む」

 

 前途多難と思われる数々の問題を抱えた2017年が明けた。しかし、クリスチャンには聖書に目を向けることができ、いかなる暗い闇があったとしても地に足をつけて歩むことができる。そのような希望と確信が与えられている。そのことをペテロの姿を通して学ぶ。

 

一、困惑するペテロ
 何があっても、どこまでもイエス様について行くと言い切ったペテロであったが、イエス様が捕らえられたとき、見捨てて逃げ、イエスなど知らない関係ないと三度も否定した。間もなくイエス様は十字架にかかって死なれた。ペテロは自分のしでかした取り返しのつかない大きな過ちに気づき、激しく泣き崩れ、深い困惑に陥ってしまった。

 

二、困惑するペテロに近づかれるイエス様
 イエス様を裏切り捨て去ったペテロ、困惑し切っているペテロに、イエス様は近づいて余すところなく愛を示された。イエス様の死後、失意の中にいた弟子達がガリラヤ湖で一晩中漁をしたが何も捕れないでいたとき、イエス様が現れ、どうすれば良いかを教え導き助けて大量の収獲を得させてくださった。更に一晩中労して疲れ切っていた弟子達のために朝食を用意し、提供された。イエス様を裏切り捨てた者たちであるにもかかわらず、暖かく迎え包み込んでくださった。そしてペテロに「あなたは、わたしを愛しますか」と語られ、続いて「わたしの羊を飼いなさい」と語られた。すべてを置いてついて行きたいと思っていた大切な方を裏切り捨ててしまい、そのお方が亡くなって困惑しきっていたときに、今度は甦られたと言われ、何が何だか訳が分からず混乱し、おぼれ死にそうになっていた。そのペテロに今後どうしていけば良いのか、何をすべきかを語られた。これはペテロが一番知りたいことであった。

 

三、ペテロの復活
 肉体的精神的霊的にズタズタになっていたペテロに甦られたイエス様が近づき、彼を生かし、立ち上がらせ、彼の人生を変えられた。この後、弟子達の働きの中心人物となり、困難迫害が増し加わっても怯むことなく乗り越え、教会を各地に生み出し、今 日あるように全世界に福音が宣べ伝えられてきた。

 

 この年、神様は私たちに「あなたは、わたしに従いなさい」と語っておられる。周囲の人がどうこうではない。わたし自身がイエス様に従うことが求められている。それはたやすくはないが、私たちのためにいのちを捨ててまで全責任をもって導いてくださるイエス様が共にいて導いてくださる。信じて日々従って進もう。