4月2日(日):礼拝メッセージ

4月2日  礼拝メモ          (T・O)
  マタイ5章8節     (説教) 朝比奈悦也師
「心の清い者は幸い」

 

 イエス様は山上で多くの人々に「幸い」について語られたことが記されている箇所である。幸いについてお語りになるだけではなく、そのご生涯を通して私たちに幸せを実現してくださったお方である。この5章8節より、私たちが幸せになるために何が必要であるのかを学ぶ。

 

一、汚染
 人類は驚くべき発展を遂げてきた。しかしその反面で人々によって様々な汚染が引き起こされてきた。自然界が汚染され、環境破壊や人々の生活が破壊されるという悲劇が起こっている。

 

二、心の汚染
 聖書は、人は心の内側にある罪によって汚染されている、と指摘する。人は心の中に怒りや憎しみ、妬みや悪意など、心に醜い罪を持っており、それが私たちの言葉や態度となって外に出、周りの人々を傷つける。それが虐待や暴力に発展し、悲惨な事件があちこちで起きている。罪による心の汚染は私たちの人生を狂わせ、破壊し、不幸に陥れている。罪はやがて神様の裁きを招くものであり、罪とは深刻なものである。だが、その深刻さに人は気づかない。

 

三、心の汚染の解決
 聖書は、心の中にある罪によって人は汚染されているということを指摘するだけではなく、その心を汚染している罪から救い出してくださるお方がおられ、それがイエス・キリストである、と示している。罪には償いが要求されるが、全く罪のないイエス様が私たちの罪のために身代わりとなって十字架について死んでくださった。それによって私たちに罪の赦しが備えられた。人の罪のために死んでくださったイエス様は三日目によみがえり、今も生きて働いておられる。私たちがこのイエス様を信じるならば私たちの罪が赦され、イエス様の愛によって生かされ、生きる力が与えられる。このイエス様を信頼して歩み出すとき、神様の前に真実に生きようとする心の清い者となり、神様の恵みと愛を心から喜び味わうことができるようになる。そして私たちが神様に愛されているように、私たちもまわりの人々を愛することができるように変えられていく。

 

 私たちをいのちがけで愛し、私たちの不幸の原因である罪の問題を解決してくださるイエス様を信じて、今日、ぜひ踏み出されるように。そうするなら、心から幸いを実感できる人生が始まる。