4月23日(日):礼拝メッセージ

4月23日  礼拝メモ          (T・O)
  ルカ22章39~44節    (説教) 朝比奈悦也師
「ゲッセマネの園の祈り 」

 

 祈りは信仰生活に欠かせない。みことばは私たちの信仰を養う食物であり、祈りは呼吸だとよく言われる。聖書は絶えず祈りなさいと教えているが、イエス様はその通りに普段からよく祈られ、また最も重要な十字架を前にされたときには、心が張り裂けそうな苦しみの中で、精根尽きるほどに祈られた(44節)。今日は42節のイエス様の祈りのおことばから、聖書の教える祈りについて3つの大切なこと、3つのCについて学ぶ。

 

一、「Conversation」会話
 お祈りを通してイエス様は父なる神様と会話された。会話は一方通行ではない。会話は語ることと聞くことで成立する。イエス様は神様にご自分の思いをそのまま語られた。それと共に、神様の御心に心を向け、神様の御心を聞かれた。

 

二、「Communication」交流、意思疎通
 マルコ14・36にもルカ22・42と同じ祈りのことばが記されているが、その前に「アバ、父よ。あなたにおできにならないことはありません」と記されている。イエス様は、神様はすべてのことをなし得られるお方であることをとらえた上で、けれどもその神様の御心は、御子イエス様が十字架に架かることであることをよく理解し、神様の御心をとらえて祈られた。このイエス様の祈りの中には神様との交流があり、意思疎通がなされ、神様の御心を理解して受け入れておられることがよく現れている。

 

三、「Commitment」献身
 イエス様は神様を心から信頼して「しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください」とお委ねし、神様の御心に従い、十字架の死にまで従い通し、全うされた。これを献身という。神様の御心を感謝して受け取りはじめるとき、その中でしか味わえない神様の恵みと祝福を経験させてくださる。今まで見えなかった神様の恵みがそこにある事実が分かりだす。これが信仰の醍醐味であり、信仰の神髄である。

 

 私たちも、いつでも神様の前に自らの願いを語ろう。そして同時に神様の御心を伺い、知らせていただこう。神様の御心をとらえることができたなら、心から神様を信頼して神様の御心に委ねて従おう。信じて従うならば、いかに困難な状況であっても光が見えだし、恵みをとらえることができ、勝利の生涯へと導かれる。私たちもこのような信仰生涯を歩ませていただきたい。そのためにこの3つの大切な祈りの要素を身につけた信仰者とならせていただこう。