7月30日(日):礼拝メッセージ

7月30日  礼拝メモ          (T・O)
ローマ10章1節他     (説教) 朝比奈悦也師

 

「パウロの伝道精神」

 

 昨晩と今晩、西淀川特伝の最中にあり、先聖日に続いてもう一度伝道について学ぶ。今朝は使徒の一人として神様から特別な使命を受けて伝道をし、全世界に福音を宣べ伝えるための基礎を築いたパウロから、伝道に対するスピリットを学ぶ。

 

一、祈ること
 祈りは信仰者の呼吸と言われ、信仰者にとって欠かせない大切なもの。聖書は、絶えず祈りなさい、ことごとに祈りなさい、と教えている。イエス様もうち続く伝道活動の陰で、いつものように山に退いて祈られた。そして伝道の集大成となる十字架を前に、どんなに打ち込んで祈られたことか。祈りは伝道の基本である。ローマ10:1でパウロは伝道のために祈り、神様の臨在を捉えてその働きに従事している姿が記されている。私たちも特伝のために折あ る毎に祈ってきたが、特別の時は勿論のこと、日々のあらゆることのために祈る者でありたい。

 

二、赴くこと
 パウロは人々の所に自ら赴いて伝道をした。それに伴い、様々な困難や障害が打ち続いた(コリⅡ11:23~28)が、決して退かず、諦めずに伝道し続け、エルサレム→パレスチナ→小アジア→ヨーロッパ→世界の中心地ローマへと赴いて伝道を展開した。こうして全世界に福音が宣べ伝えられていった。困難や障壁を乗り越えて行く姿勢を保ち続けていく時、福音は宣べ伝えられ、伝道の業が進められていく。パウロは祈って赴き、いのちの危険が伴っても諦めず伝道し続けた。これが聖書の教える伝道のスピリットである。

 

三、労すること
 パウロは祈り、赴き、現地で労した。それは通り一遍の労ではない。工夫をし、更に良きものをと、前進、進歩の姿勢を失わない労し方である。コリントⅠ9:20~23で記しているように、あらゆる仕方で労し、努力したことが述べられている。伝法教会においても今日まで伝道のために真剣に模索し、労し続けてきた。新しい人が、また子どもが来会しないと言われる時代にあって、あらゆる工夫がなされて、人が、子どもが教会に導かれてきている。なお今後もどんなに困難な時代が来ようとも、決して伝道の働きを止めることなく、新たな仕方を模索しながら前進していく群れでありたい。その時、神様は必ず道を開き、御業をなしてくださると信じる。

 

 今晩の特伝に、教会一丸となって労させていただこう。