8月13日(日):礼拝メッセージ

  8月13日  礼拝メモ          (T・O)
  ルカ10章38~42節    (説教) 朝比奈悦也師
「みことばに聞き入って」

 

 私たちは人生において思いもよらない出来事に直面することがある。その中で果たさなければならない自分の責任や務めをどのように果たすかによって、私たちの人生は変わってくる。この聖書箇所は、きちんと務めを果たすためにはどうすれば良いかを教えている。

 

一、イエス様を喜び迎えたマルタ(38節)
 イエス様と、マルタ、マリヤ、ラザロの3姉弟とは、イエス様のユダヤ伝道の折りに知り合い、それ以来とても懇意な関係であったようだ。ラザロが死の病に陥った時、すぐさま二人の姉はイエス様に頼った。またイエス様が十字架を目前にされた時、マリヤはイエス様のためなら全てを捧げても構わないとの心の現れから高価なナルドの香油を惜しげなく主に注いだ。この箇所では、イエス様がベタニヤの彼らの家にイエス様が来られた時、マルタはイエス様のために最高のおもてなしをしたいと願い迎えた。

 

二、マルタの失態(40節)
 マルタはイエス様をお迎えするために一生懸命に取り組んだ。ところが重い責任、務めであればあるほど、手落ちがあってはならないと気を遣い、どうすべきかと迷い、焦ってしまった。そして遂に一番大切にしたいお方に一番してはいけないことをしてしまった。切羽詰まっている姉を手伝うどころか、ただ主の足下に座ってみことばに聞き入る妹を批判し、そんな妹を何ともお思いにならないのでしょうかと、イエス様にまで攻撃するような言い方をしてしまった。マルタはイエス様になすべきはずのことができず、やってはいけないことをしてしまった。

 

三、イエス様のマルタへの語りかけ(41・42節)
 イエス様はそのようなマルタをご覧になり、大切な助言を与えられた。色々なことを心配し、気を遣っているが、マルタにとってしなければならないことは心を守ることであると。その心を守る方法は、39節のマリヤの姿にある。みことばによって心を守ること。みことばは普遍的真理、最も確かな神のことば。どの時代の人々にも真理を提供し、確かな心備えを与え、心を守る。マリヤは主の足下に座ってそのみことばに聞き入っていた。私たちも礼拝に出席して主を拝し、主のみことばに心を傾け、また日々のデボーションやみことばを蓄えることにより、心を守ることができる。この主の前に座ってみことばに聞き入る営みは、私たちを強め、悪に勝たせ、与えられた責任と務めを果たすために不可欠なこと。


主の足下に座り、みことばに強められて、幸いなクリスチャン生涯を全うさせていただこう。