10月1日(日):礼拝メッセージ

10月1日  礼拝メモ          (T・O)
  ローマ5章1節、他   (説教) 朝比奈悦也師
「人生のリセット」

 

 人は社会の動きや物事を見て判断し、行動するが、屡々予想に反して思いもよらない結果になることがあり、望み通りにならない世の中に対して失望し、諦め、冷めた思いになってしまっている。政治家はそんな世の中をリセットすると叫んでいるが、たとえ世の中がリセットされても個人の人生がリセットされ、希望をもつことができないなら、それは意味が無い。聖書は、私たち個人がリセットされて、希望ある人生を送ることができる秘訣を教えている。3つの点から学ぶ。

 

一、平和
 人は平和の中に希望を見いだす。争いの中に希望はない。人類歴史は戦争の歴史だとも言われるが、日本 もその戦争によって最も悲劇的な体験をした。そしてこの経験を踏まえて二度と戦争はしないと宣言をした のであったが、時間と共にその痛みが忘れ去られ、再び戦争の方向に動き出そうとしている。平和の中でし か真の希望はない。

 

二、神との平和
 国と国との平和、民族同士の平和、周囲の人々との平和、そのどれも大切なもの。しかし平和に見えてい ても、いつ壊れるかわからないもろいもの。平和条約を結んでいても破られる。親友との仲も、ちょっとし たことでおかしくなる。しかし聖書は、神と共に歩む人生には確かな希望があると教える。イエス様はこの 地上に来られ、愛による平和を示された。私たちを愛し、生かすために、罪のないイエス様が十字架にかか って死に、私たちの罪のための償いを果たしてくださった。そして三日目によみがえり私たちのために執り 成しの祈りをしてくださっている。このキリストの十字架の愛と復活の事実に触れた弟子達は、絶望の底か ら引き上げ生かされ、どんな困難や迫害に遭遇しても失うことのない希望を抱いて生涯を全うすることがで きた。神との平和の中にこそ確かな希望がある。

 

三、神との平和の秘訣は「信仰」    
 信仰はどのような人でもできる。但し、信じようとする決意がなければできない。聖書は信じなさいと語 る。クリスチャンはその勧めに従い、信じたことによって神との平和、確かな希望、幸いを経験できている。これは信じてはじめて経験できること。起こり来る様様な問題に対して一時の気晴らしや楽しみでごまかしてしまわず、イエス・キリストを信じて神との平和を握り、希望をもって生き生きと生涯を送り、やがて迎える死の現実に対しても永遠への希望をもって臨むことができる。

 

 ぜひキリストを信じて希望の生涯を送られるように。