10月29日(日):礼拝メッセージ

10月29日  礼拝メモ           (T・O)
マルコ12章28~33節   (説教) 朝比奈悦也師
「一番大切な律法」

 

 日本は法治国家として、法律によって国に秩序をもたらし、その秩序のもとで人々の生活の安全と安定を維持し、保障している。従って、法のもとにある国民には法律を守る義務と責任がある。もしそれを守らなかった場合は裁かれる。これが法治国家というものである。神様は、イスラエルの民の生活を守り、祝福するために、秩序として律法を与えられ、人々がそれを守るように命じられた。イスラエルの民が安全で安定した生活を守るためには、神様から与えられた律法を守ることが責任であり、義務であった。しかし彼らはしばしば律法を守らず、神様からの審きが下された。律法とは厳粛なもの。今日の聖書箇所において、律法学者のひとりがイエス様のところに来て、律法の中で最も大切なものは何かと質問した時に、イエス様は「愛」であるとお答えになった。その愛について3つの点から学ぶ。

 

一、神様を愛する愛
 愛するとは、愛する人の喜ぶことをしようとするものである。神様を愛するとは、神様の御心を知って、それを行うこと。そして神様の御心とは、罪人を滅びから救うことである。御子イエス様は父なる神様を愛し、神様の御心に喜んで従い、罪人の救いために喜んでご自身のいのちを献げ、十字架について死んでくださった。このイエス様の愛の犠牲によって救いを経験した弟子達もまた、神様を愛するがために、神様の御心に従って、人々の救いのために命がけの伝道をなし、福音を伝えた。

 

二、隣人を愛する愛
 隣人を愛するとは、周りの人々の幸せを心から願うこと。人々にとっての幸せとは、神様の祝福を得ることであり、永遠への道がひとりひとりに備えられること。そのために私たちにできることは、伝道以外にはない。

 

三、愛の実行
 この記事と同じことがルカにも記されているが、その10章28節でイエス様は「それ(愛)を実行しなさい」と語られた。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして神様を愛し、隣人を愛していくことを教えられた。私たちも真実に神様を愛し、周囲の方方を愛して、最も大切な魂の救いのために一生懸命に取り組ませていただきたい。

 

 今日午後の尼崎特伝において、神様を愛し、人々を愛して伝道のために真実を尽くそう。そして生涯に亘ってその姿勢を貫くお互いでありたい。