1月14日(日):礼拝メッセージ

1月14日  礼拝メモ           (T・O)
使徒1~4章        (説教) 朝比奈悦也師
「教会の強化と拡大」

 

 教会総会の月、教会について学ぶ。教会が誕生して2千年に及ぶが、その時代時代の営みがなされてきた。歴史を顧みるとき、宗教改革の時代には教会はあまりにも腐敗堕落したため、批判され、改革がなされてきた。今のこの時代にあって、初代教会の姿を学び続けながら、私たちの信仰のあり方を顧み、教会としてどうあるべきなのかを学び、真剣に伝道の使命を果たしていかなければならない。イエス様の伝道によって救われ、教えを受けた弟子達が、福音を受け継いで伝道したことによって各地に教会が誕生し、そしてその教会は成長していった。初代教会は成長する教会であった。成長とは、教会の数、信徒の数の増大ばかりでなく、教会を生み出す教会自体の中身が強化され、力強い伝道を行い、教会が成長していった。その教会の強化と拡大について学ぶ。

 

一、教会の拡大
 ペンテコステを前に祈っていた弟子達の数は120名程であった(1:14、15)が、ペンテコステを経験した弟子達によって福音が語られ3000人もの人々が救われ、群れに加わった(2:47)。その後、毎日救われる人々が興され(2:47)、男の数だけで5000人程にもなった(4:4)。それから約2000年が経過した今、全世界に福音が宣べ伝えられ、4人に1人がクリスチャンだと言われる。教会はこれまで社会や地域に大きく影響を及ぼし、科学や教育、政治や経済、文化や芸術、医学や福祉の分野と、あらゆる面に貢献してきた。

 

二、教会の拡大要因
 第一の要因は積極的伝道。ペンテコステの出来事の後、弟子達は声を大にして力強い伝道をなした(2:14)。その結果、多くの人が救われた。しかしユダヤ社会の指導者達は快く思わず、弟子達を捉えて尋問し、脅した(4章)。そして弟子達は迫害を受けるようになったが、恐れず大胆に、祈りながら真剣に伝道を続けた。また第二の要因は、信仰者同士の強い結束、絆(2:46、4:24・32)。組織において絆は生命線。初代教会は困難に直面すればするほど絆が強化されていった。

 

三、教会の絆
 教会の絆は愛の絆。イエス様の示された愛の絆で結ばれている。初代教会の人々は日々の生活の中で身をもって愛の絆を体験していた(2:44~47)。そして困難になればなるほど心を一つにした愛の絆で結ばれている姿を見る(4:29~31)。愛による絆ほど強い絆はない。


 私たちの教会も愛の絆で結ばれて、新しく踏み出したこの一年も一致協力し、神様の栄光のために伝道に励む伝法教会であらせていただきたい。