5月13日(日):礼拝メッセージ

5月13日  礼拝メモ           (T・O)

 マタイ16章15~18節    (説教) 朝比奈悦也師

「キリストの教会」

 

 伝法教会は本日で、創立106周年を迎えることができた。記念の朝、今一度、信仰の原点に立ち返るときとしたい。今日の聖書箇所には、ペテロがイエス様に語った言葉、信仰の基礎中の基礎が記されている。このところからキリストの教会について3つのことを学ぶ。

 

1、キリストの教会の建設者はイエス様

 教会が誕生して2,000年余。この間、キリスト教界に大きな貢献を果たしてきた人物が大勢現れた。初代ではペテロやパウロ、弟子たちが。中世ではキリスト教が腐敗堕落した時代にあってルターやカルビンなど。近世ではジョン・ウエスレー、パウロ・リース、ジョン・ストット。そして近年では先日亡くなったビリー・グラハムなど。どの人もみな素晴らしい働きをなした。しかし彼らは教会のためにキリストによって立てられ、用いられた人々であって、キリストの教会を建てたのではない。教会を建てたのはイエス様である。私たちの礼拝すべきお方はイエス・キリスト以外にはない。

 

2、教会の所有者、指導者はイエス・キリスト

 組織上。運営上、牧師や役員が指導的働きをするが、教会の指導者はイエス・キリストであると聖書は語っている。そして聖書にはキリストの言葉、キリストの教えが記されていて、聖書は教会の指導原理となる。

 

3、教会の土台は信仰

 18節でイエス様は「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます」と語られた。この岩とは、ペテロの信仰告白のことば「あなたは生ける神の子キリストです」(16節)を指す。教会の基礎は、キリストは生ける神の子である、という信仰。この信仰抜きには教会は成り立たない。この生ける神の子キリストへの信仰が、信仰者を強め励まし、人生を祝福に導き、諸問題に打ち勝たせる。

 

 これまでの伝法教会の歩みは、礼拝すべきイエス・キリストを拝し、聖書に教えられ、キリストへの信頼を基礎として歩んできた。これからも私たちの教会は変わることなくこの信仰の路線を歩み続ける。群れは丁度、昨夜から本日午後の2回、尼崎において特伝が持たれ、教会建設のための営みをしている。これは神様から私たちの教会に託された働きであることを覚え、残る今日午後の集会のために真実に共に労させていただきたい。これからも神様のみこころの中を歩み続けていくならば、必ず恵みと祝福が加えられると信じるものである。