8月12日(日):礼拝メッセージ

8月12日  礼拝メモ           (T・O)

 ルカ24章33~53節     (説教) 朝比奈悦也師

「宣教の力:三つの喜び」

 

 初代教会から始まって今日に至るまでの教会史を振り返るとき、それは伝道の歴史であった。教会にとって伝道は生命線である。イエス様が十字架にかかり、よみがえられた後、伝道のバトンを弟子たちに委ねられた。そしてイエス様は弟子たちが伝道のための原動力となる3つの喜びをお与えになった。今朝はそれを学ぶ。

 

1、救われた喜び(41節)

 救われた喜び、それは感謝があふれる喜び。イエス様が救い主だと信じて従ってきた弟子たちにとって、イエス様の十字架の死は絶望でしかなかった。しかし3日目に見事に主はよみがえられ、彼らに現れた。死からいのちによみがえられたお方は罪と滅びの惨めな中にいた者を救い出すことのできるお方であり、信じ従って間違いのないお方であることを経験したとき、弟子たちは大いなる喜びと感謝に包まれた。私たちもイエス様によって罪と滅びから救い出され、神の子とされ、一瞬たりとも失われることのない祝福を受け継ぐ者とされて歩むことができている。この救いの故に私たちも心からの感謝と喜びであふれるのである。

 

2、遣わされた喜び(48節)

 遣わされた喜び、それは光栄にあふれた喜び。絶望のどん底から救われ、最も信頼できるお方から、これらのことの証人となる、と語られた。絶望の中から救い出された弟子たちの経験は、すべての人々にとってもなくてならない最も価値ある尊い救いである。この福音宣証のために立てられた弟子たちは取るに足りない極普通の人々であり、それどころかイエス様が十字架につけられたときには裏切り逃げた。そのような彼らがよみがえりのイエス様を見れば見るほど、福音のために遣わされる光栄感であふれ、喜びに満たされた。

 

3、保証された喜び(49節)

 聖霊の賦与、聖霊による力の保障が与えられた。力は困難を乗り越えさせ、勝利を来たらせる。イエス様は勝利をもたらす力、聖霊を送ると約束された。弟子たちはこの約束を信じ、大きな希望と喜びで満たされた。今は伝道の困難な時代だと言われる。しかし私たちには救われたあふれる喜びが与えられている。そして神様から福音宣教のために遣わされる光栄に与っている。伝道の働きのためには必要な力の保障が与えられていて、勝利がもたらされるという大きな希望と喜びがあることをとらえたい。

 

 今一度、私たちもイエス様の前に出て、伝道の原動力である3つの喜びに生き、喜びに押し出されて、生き生きとした信仰生活と伝道に励まさせていただきたい。