12月2日(日):礼拝メッセージ

12月2日  礼拝メモ           (T・O)

 マタイ1章18~25節    (説教) 朝比奈悦也師

「救い主の誕生の陰で」

 

 今日の聖書箇所には、イエス・キリストが誕生されたのは私たちに大きな喜びを提供してくださるためであった、と記されている。この大きな喜びは、地上の如何なるものも与えることができない偉大なものであって、すべての人が本当の幸せな人生を送るためには絶対に必要な喜びである。そしてそれは、イエス・キリストのみが与えることのできるものである。今朝は、その喜びを学ぶ。

 

1、喜び

 イエス・キリストは、私たちに自己の存在価値、人生の目的や意味を教えてくださるお方であり、日々の様々な生活の中で、また人々との関わりを通して、喜びを味あわせてくださる。

 

2、喜び続ける

 人生の中で、順調なときも苦境のときも、様々な現実生活の中にあって、イエス・キリストはいつも私たちと共にあって、理解し、支え、助け、励まし、慰め、困難を乗り越える力を与えてくださる。そして、直面する苦しみや悲しみの経験が、自分にとってどんなに価値ある尊いものであるかを教えられ、それらの中にあって喜ぶことができる。そして困難に対して逃げることなく前向きに受け止めていくとき、イエス様は更に助けを与えて乗り越えさせ、勝利させてくださる。こうしてまた更に大きな喜びを経験することができる。

 

3、喜び通す

 私たち人生の最終点、それはだれもが避けては通れない死であるが、この厳粛な人生最大の課題の中にあっても喜びを味わうことができる。なぜならイエス様は私たちに死を乗り越えた先にある永遠のいのちを与えてくださっているからである。このイエス様の約束を信じて拠り頼むとき、何ものにも奪われることのない喜びを得る。こうして死はもはや諦めでも絶望でもなくなる。それは大いなる希望に向かっての旅立ちとなる。死という現実の中にあっても失われることのない喜びをイエス様は与えてくださるのである。

 

 人生の如何なる状況にあっても、人生最大の課題である死を前にしても失われない喜びが、イエス・キリストにあってのみ経験できる。この大いなる喜びを得て、幸いな人生を送るために、イエス・キリストを信頼して歩み出されるように。