2月3日(日):礼拝メッセージ

2月3日  礼拝メモ                                 (T・O)

マタイ16章18節     (説教) 朝比奈悦也師 「勝利の教会」

 

1月は教会について学んできたが、今日もう一度教会について学ぶ。この聖書箇所で、イエス様は弟子たちに、人々はイエス様についてだれだと言っているかと質問され、続いて「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」と問われた。ペテロは告白して「あなたは生ける神の子キリストです」と完璧な答えをした。イエス様は、ペテロのその信仰に基づいて「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません」(18節)と語られた。このところから教会に関する3つのことを学ぶ。

 

1、教会が存在する現実

 「よみの門は…」とは、教会は悪の支配する罪に満ちあふれた世の中に存在していることを表す。世が教会に戦いを挑んでくるため教会には戦いがある。その戦いはサタンとの戦いであり、人間の力では到底太刀打ちできない熾烈な戦いである。教会歴史を振り返ると、激しい批判や攻撃にさらされてきたことが分かる。そのため信徒がいかに厳しい戦いを強いられてきたことか。仕事や地位、財や家族、いのちまでも奪われるという中を通過してきた。順風満帆な中を進むことを願うが、教会が存在する現実は決して生やさしいものではなく戦いの中を進む、とみことばは教えている。

 

2、教会の信仰による勝利

 「よみの門もそれに打ち勝つことができません」とのみことばは、どんな厳しい戦いが襲ってきても教会は勝利することができるということを教えている。罪の払う価は死であり、滅びであるが、世に勝つ勝利はわれらの信仰であるとヨハネが語ったように、教会の勝利の根源にあるものは岩である信仰の存在である。信仰を土台とした教会には勝利が与えられる。そして教会は、困難に勝利することによって建て上げられ、より堅固なものに造り上げられていく。

 

3、歴史的実証

 イエス様は教会について真理を語られたが、歴史はその通り、厳しい困難な中を通過してきた。そしてどれだけの人が殉教の死を遂げたか分からない。けれどもこのような迫害の中にあっても教会は建て上げられ続けてきた。そして今日の教会がある。

 

 この私たちの教会も勝利し、更に前進していくために、一人一人が確かな信仰に立ち、教会員としての務めを忠実に果たさせていただきたい。そのとき神様は必ず御業をなし、勝利の前進を果たさせてくださる。