5月26日(日):礼拝メッセージ

5月26日 礼拝メモ

 ヨハネの福音書21章9~14節 (説教)朝比奈悦也牧師

「今、持って来なさい」

 

 イエス様は、弟子たちが漁に出かけて、帰って来たとき、朝食を用意して待っておられました。この時、弟子たちは、イエス様が自分たちにとって一番必要な御方であることを体験しています。クリスチャンにとってもなくてはならない御方であるイエス様がしてくださる3つの事を今朝の聖書箇所から学びます。

 

1、備えてくださる主  

 弟子たちが漁をしている間、イエス様は朝食を用意してくださっていました(21章9節)。イエス様は、今一番必要なものを弟子たちのために備えてくださる御方です。一切の必要な備えをしてくださるのです。聖書の旧約から新約まで一貫して主が備えてくださることが、記されています。イスラエルの民に約束の地カナン(土地)、モーセという預言者(人)、国家の王(人)、マナ(食物)、アブラハムがイサクをささげたとき雄羊(献げもの)、弱小イスラエルの戦いの勝利を備えてくださいました。何よりイエスさまの十字架の購いは、私たちへの究極の救いの備えでありました。

 

2、招いてくださる主

 イエスさまは弟子達に言われます(6節)。イエス様は、陸にあがった弟子たちを招いておられます。そして弟子たちに、「今捕った魚を何匹か持って来なさい。」とおっしゃられました。イエス様はすでに用意が整っていたので弟子たちを招くことができました。いつでも準備万端であってくださる御方です。また弟子たちは、イエスさまにとって招かれざる客でありましたが、それでも弟子達を招いてくださっています。 

 

3、交わってくださる主 

 イエス様は弟子たちとともに、「朝の食事をしよう」と交わってくださる御方であります。しかし弟子たちは、イエス様に対して謝りきれないほどの失敗をして心に大きな傷を持っていました。その弟子たちを赦し、交わってくださるのが主です。弟子たちは、イエス様が自分たちを赦してくださっていることを知り、傷が癒やされていく事を感じました。

 

 私たちもまた、様々な場面で、失敗や問題によって心に傷を持つことがあります。ですがそこに、主ご自身が、私たちと交わって、赦しと癒やしを与えてくださいます。これからもこの主イエス様と歩調を合わせて信仰をもって進ませていただこうではありませんか。