7月7日(日):礼拝メッセージ

7月7日 伝道礼拝メモ         

 テモテへの手紙第一 1章15節 (説教)朝比奈悦也牧師

「罪人を救うために」

 

 キリスト教は救いの宗教です。そしてイエス・キリストは「救い主」と呼ばれます。この救いは人々の幸せを決めるもので絶対に必要であり、一番大事なものです。この救いは三つの内容を含んだ救いであります。

 

1、罪からの救い

 「キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた・・・私(パウロ)はその罪人のかしらです。」(15節)、今から約二千年前、当時、ユダヤ人社会にいた学者、パリサイ人、律法学者、祭司や長老たち、彼らは、当時の社会のトップに立つ人たちでした。イエスさまは、それらの人たちに、「偽善なるかな。パリサイ人よ。」と言われました。聴衆たちは驚きましたが、さらにイエス様は「白く塗った墓よ。」と言われました。外はきれいに作られて美しいが、その内側は死人の骨やさまざまな汚れが満ちていることを指摘なさったのです。人はうわべしか見ませんが、イエス様は、その中身、実質、心をみなさる御方です。彼らの心の中には自分の利益を得るために、憎しみ、妬み、恥ずべき思いがありました。すべての人は、このように罪をもっています。自分自身を真摯に見つめる時にそれが分かるようになります。イエス様はこの罪からの救いを提供してくださる御方です。

 

2、不幸からの救い

 罪は私達に不幸をもたらします。時には、取り返しのつかない破滅をもたらすこともあります。社会でもてはやされた人も罪ゆえに人生を崩壊させたというニュースを多く聞きます。聖書には、「罪から来る報酬は死です。」というみことばもあります。罪ゆえに仕事、家庭、健康、命を失う人もいます。イエス様は、その罪ゆえの不幸からの救いを与えてくださいます。

 

3、裁きからの救い

   罪は裁きの対象であります。社会において罪を犯すと裁かれます。聖書も、神さまは裁きをなさる御方であると教えています。人々、都市、国家が滅ぼされた歴史は繰り返されました。人類の滅亡という現実の中に私達は今置かれています。ですが、イエス様は、その罪からの救いを与えてくださり、永遠のいのちを与えてくださる御方です。イエス様は、私達の罪の身代わりとなって償いをしてくださいました。私達はそのイエス様を単純に信じましょう。イエス・キリスト様を信じて幸いな生涯を送っていただきたいと思います。