10月6日(日):礼拝メッセージ

10月6日礼拝メモ

ルカの福音書 19章1~10節 (説教)朝比奈悦也牧師

「心と人生の豊かさ」

 

 エリコという町で、ザアカイという人物が、イエス・キリストと出会い、救いを経験した記事でした。キリスト教は救いの宗教です。その救いとは一体何なのでしょうか。人の人生を変えるのがキリスト教の救いです。聖書は人間が本当に幸せな人生を送る為には変えられなければいけないと教えています。今朝は、救いが、人の人生をどのように変えるものなのかを見させていただきたいと思います。

 

1、失われた人ザアカイ

 ザアカイは取税人の頭で金持ちでありました。世の人が言う成功者です。多くの人々は、彼を幸せな成功者と見ましたが、聖書は、ザアカイは、失われた人であり、人生の迷子であると教えます。それは日本の国のようで、経済大国で豊かであると言われていますが、そこに住む人々は、不安や心配を抱え、人生の迷子であるのと同じです。

 

2、心の貧しい人ザアカイ

 ザアカイは取税人でありましたが、定められた額以上を人々から取っていました。また、貧しい人たちに無関心で金を奪い取るような事をしていました。ザアカイは、心の貧しい人でした。外は立派でまじめに見えましたが、その心は自己中心で汚いのです。そして心の貧しさを人に指摘されても認めようとしない事もあります。人間は、心で幸せを感じますが、心が貧しいと失われた人であることが分かります。ザアカイの姿は私達の姿であります。

 

3、救われた人ザアカイ

 ザアカイは、イエス・キリストに出会って救われました。心の貧しい罪の生活が変えられました。人々の金を取っていたザアカイは、人々に4倍にして返しました。また貧しい人々から奪い取り、冷淡な思いを持っていましたが、彼らに自分の財産を施すように変えられました。温かく包み込むような愛の人物に変えられたのです。彼の心は豊かに変えられ、ゆとりも生まれて、周りの人々も驚くように変えられたのです。心が貧しい人は、他の人に対して、欠点や弱点ばかりに心が向けられますが、心が豊かになると、相手を温かく包み、大切にし、生かす事が出来るようになります。イエスさまを信じる信仰によってこの事が可能です。

 

 ザアカイがイエスさまを心から喜んで家にお迎えし救われたように、あなたもイエスさまを信じて、心と人生の豊かさをもって歩んでいただきたいと思います。