12月15日(日):礼拝メッセージ

12月15日 礼拝メモ

イザヤ書9章6、7節 (説教)朝比奈悦也牧師

「平和の君の誕生」

 

 「平和なくして幸せはない」と言われます。人類共通の願い、これが平和です.絶対に失ってはならない永遠のテーマです。日本は、第二次世界大戦において原爆という経験をしました。世界で日本のみが味わった悲劇です。この体験から日本人は心の底から叫んだことは、「二度と戦争をしない。」ということで平和を願いました。今朝の箇所、イザヤ書にはイエス・キリストの誕生が預言されていますが、イエス様は「平和の君」と呼ばれています。私たちに平和をもたらす唯一の御方ですが、一体どんな御方なのか、平和について、その事を三つの点から見させていただきます。

 

1、平和の喪失

 聖書の創世記を見ますと、人類が誕生した始めから、平和が失われている事が書かれています。アダムとエバの子供たちの間で争いがあり、殺人が起こりました。アブラハムの族長時代も、ヤコブとエサウの間に争いがありました。その後イスラエルは、部族、民族、国家となりましたが、いつの時代も争いがあり、戦争が起こりました。人類の歴史は平和が喪失された争いの歴史です。これは他人事ではなく、私たちの身近な社会である職場、学校でも同じ現状です。人々の心から平和が失われています。人々の心は不安や心配、怒りや憎しみ、焦りや混乱の中で平和がなく生きています。

 

2、平和喪失の原因

 なぜ平和が失われてしまっているのか。それは、平和を壊す罪があるからです。聖書は罪という事をはっきり教えています。いつの時代にも、罪から来る報酬は死である事を教えています。罪ゆえに、結婚関係、地位、大切な家庭、いのちを失う人々がいます。それは平和を失わせるのが罪であり、すべての人々の問題であるからです。その罪を私たちはどうすることもできません。平和喪失の原因は罪です。

 

3、平和の鍵、罪の解決

  しかし罪の解決があると聖書は教えています。それが、イエス・キリストの誕生です。イエス様は、罪の解決の為に、その償いをしてくださり平和を実現してくださいました。神との平和、周りの人たちとの平和、自らの平和(罪の呵責からの解放)を頂いて歩む事ができるようになりました。罪は平和を壊しますが、愛は平和を築きます。

 

 私たちに必要なこの平和であるイエス・キリストを信じる信仰を持って歩ませていただきましょう。