12月8日(日):礼拝メッセージ

12月8日 礼拝メモ

ルカの福音書2章8~20節 (説教)松尾信子牧師

「救い主誕生の知らせ」

 

 クリスマスの節季、日本では時期が来ると至る所でその雰囲気を感じ、知る事ができます。一方で、本場イスラエルでは、ほとんどその様子が分からないのが実情のようです。クリスマスの知らせを最初に知ったのは、母マリアと父ヨセフですが、主イエス様がお生まれになってから、その知らせを見聞きした羊飼いたちの様子を見させていただき、主のご降誕を思い巡らさせていただきたいと思います。

 

1、知らせを受けた羊飼いたち

 ユダヤのベツレヘムというダビデの町で、羊飼いをしていた人たちに、突然、主の使いが現れ、救い主誕生の知らせを告知します。当時、羊飼いは、身分の低い職と見なされていました。野宿をしながら、真っ暗な夜に羊たちを見守っていた貧しい人たちに、突如、大きな主の栄光が周りを照らしだしました。平凡な毎日、でも暗い夜のような心を持ちながら生きていた私たちもまた、イエス・キリストという光、救い主の誕生の知らせを頂いたお互いであります。

 

2、知らせの内容・意味

 「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。・・・布にくるまって飼い葉桶に寝ているみどりごを見つけます。・・・」(11節)①神様の業:旧約聖書の最初から記され預言されていた事の成就でした。また、聖霊によって処女がみごもるという人の介入できない事でした。②神様の謙遜なお姿:神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を卑しくして全く無抵抗な赤ちゃんの姿になってくださいました。貧しく汚い飼い葉桶で誕生してくださいました。③神様の愛の現れ:すべての人の罪の解決のために、神様はそのひとり子を世に遣わされ、救いを実現してくださったのです。

 

3、知らせを聞いた羊飼いたちの応答

   知らせを聞いた羊飼いたちは、話し合ってすぐに救い主を捜しに出かけていきました。そして、主ご自身を捜しあて、驚きと喜びをもって礼拝をささげました。

 

 毎年お祝いするクリスマスですが、いつも心新たに、この知らせは、私たちへの知らせであり、神様がしてくださった御業であり、謙遜な神様のお姿であり、愛のかたちであった事を覚えさせていだきましょう。そして私たちは、信仰と賛美と喜びをもって多くの方々とこのクリスマスをお祝いさせていただきましょう。